外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

コンサーティーナ

イングリッシュコンサーティーナの練習28-Dメジャー高音域

第1ポジションで次の音を押さえ、位置の基準とします。 高d-d 高d-dボタン この音域のc#を練習します。 高Am-M 高c#1〜3 高音域のDメジャーの構成音です。 高Dボタン 左手だけの練習 高DM7 右手だけの練習 高Em7 両手の練習 高DM7-Em7 Dメジャースケール 高D…

イングリッシュコンサーティーナの練習27-Dメジャー(ニ長調)中音域

Dメジャースケールは、CメジャーやGメジャーと違い私の48ボタントレブルコンサーティーナにはd〜dのオクターブが2つしかありません。 Dメジャー中音域 中音域では第2ポジションでd4とd5を取り、これを基準にします。 中d-d 中d-dボタン 派生音としてはf#以外…

イングリッシュコンサーティーナの練習26-「指替え」とGメジャーおまけ

指替え ケルト系の音楽で、よく同じ音を3連符で連打するのがありますね?あれは同じ1つの指でやっているのでしょうか?それとも複数の指で?今の時点では分かりません。*1 ともあれ、後者の場合や何らかの都合で、今まで練習した方法と違う指使いが後々必要…

イングリッシュコンサーティーナの練習25-Gメジャー高音域の音階と曲

例によってf#のまわりを練習しておきます。 高f#周り Gメジャースケール 高G音階 もう時期を過ぎましたが勢いでやっておきます。 高清しG 次の音階練習も色々な音域、音階でも練習します。蛇腹は色々な方法で返します。これら音階練習は指の訓練だけでなく即…

イングリッシュコンサーティーナの練習24-Gメジャー高音域のボタン配置

高音域のGメジャーではg5-g6を基準にボタン位置を考えます。 高g-g この音域のf#は次の位置になります。 高f-f#位置 f#のボタンは右手の人差し指(右1)で弾くことにします。*1 楽譜はオクターブ高い音を示す8がト音記号の上にあります。 高f#1-2 高音域のG…

イングリッシュコンサーティーナの練習23-Gメジャー中音域の音階

音階の下準備として F# 周りの練習をします。 中f#3 中音域のGメジャースケール 中GMスケール オクターブ高いきよしこの夜 中きよしこの夜G 時節柄特別に伴奏付きを作りました。最も単純と思われる伴奏ですが、予想通り極端に難しいです。やはりまだ私には早…

イングリッシュコンサーティーナの練習22-Gメジャー中音域のボタン配置

中音域のGメジャーはg4とg5をボタン位置の基準にします。cのボタンの真上ですね。ポジションは第1ポジションとしておきます。第2ポジションでも可能ですが覚えるために一応決めておきます。*1 中g-g この音域での f# の位置は下図の通り。左側です。 中Dm-M …

イングリッシュコンサーティーナの練習21-Gメジャー(ト長調)低音域

ここで1つ選択しなければならない問題があります。 ボタンを探る上で全てのキーでcのボタンを基準にするのか、あるいはキーの主音によって基準にするボタンを変えるのか。このブログでは後者を採ります。もしかすると絶対音感のある人は前者の方がやりやすい…

イングリッシュコンサーティーナの練習20-低音域2の音階と曲

低音域2のCメジャースケール ソから始まるCメジャースケールの練習です。赤音符は左手です。カッコの音符は基準とするボタンです。 低2音階 草競馬 次の楽譜はキーがCメジャーではなくGメジャーなので、音階としては f がシャープになるのですが、この曲には…

イングリッシュコンサーティーナの練習19-低音域2のボタン位置と和音

低音域の最も低い音域をやります。これはソから始まっていますので、低音域1と一部重複しますがg3〜g4の音域を低音域2として練習します。 ポジションの手の形は低音域1と同じく第2ポジションですが、押さえるボタンはソです。 低2gg 距離は遠いですが、右手…

イングリッシュコンサーティーナの練習18-ポジション移動(2)

復習 中音域の復習も兼ねてちょっと脱線します。低音域の音階の練習の他のバリエーションをやります。今度は2音の反復の間を下の音で修飾します。蛇腹は1拍で返す練習もします。 音階練習5 最初の小節のシの取り方ですが、第1ポジションの左3(c5)の真下の…

イングリッシュコンサーティーナの練習17-ポジション移動(1)

ポジション移動 音域が移動することに伴ってポジションも移動する必要がある場合があります。低音域から中音域に移る場合を考えてみます。 軽く中音域の復習をしておく方が良いかも知れません。 esrajs.hatenablog.com ボタン配置 中音域と低音域のボタン配…

イングリッシュコンサーティーナの練習16-低音域1の曲

この低音域1でも同じ曲を練習します。 草競馬 テンポがさらに上がってより競馬っぽくなります。 草競馬-低1 押すボタンの位置関係は変わりますが、曲の練習として留意することは他の音域でやったことと同じです。まずポジションをとってボタン位置を見ずに確…

イングリッシュコンサーティーナの練習15-低音域1の音階

cメジャー・スケールの練習 低音域1のCメジャースケール(ハ長調音階)を弾きます。 譜例で黒音符は左手、赤音符は右手になります。 低1音階 第2ポジションのc4・c5を押さえオクターブの音を確認し、ボタン位置の基準にします。(楽譜の小さい音符) 装飾音…

イングリッシュコンサーティーナの練習14-低音域1のボタン位置

低音域の中のc4〜c5、低音域1のボタンの位置を確認します。 左手 低音域1の左手です。他の音域と同じく4つの音の位置を見てみます。コードにするとCM7=ド、ミ、ソ、シになります。 左手 練習曲例です。第2ポジションをとって、c4の場所を確認してから弾き始…

イングリッシュコンサーティーナの練習13-低音域1とポジション

音域 音域の図を再び挙げます。 音域1 他の音域と違い、低音域ではドからドまでのオクターブに加え、さらに下のソの音(g3)までを含めます。 五線譜ではこう。 音域五線 第2ポジション 低音域のボタンは第1ポジションだと非常に弾きにくいです。低音域では…

イングリッシュコンサーティーナの練習12-高音域の曲

ここでの練習の仕方として、曲数をこなすよりも効率的に楽器を弾けるようになることを優先しています。なのでこの音域でも同じ曲を練習します。 草競馬 同じ楽譜に見えますがト音記号の上の8を見逃さないでください。オクターブ上です。 高- 押すボタンの位…

イングリッシュコンサーティーナの練習11-高音域の音階

音階練習 高音域のCメジャースケール(ハ長調音階)を弾きます。 cメジャー・スケールの練習 譜例で黒音符は左手、赤音符は右手になります。中音域とは左右が逆になります。 高音階1 1、まず第1ポジションのc6・c7を押さえオクターブの音を確認し、ボタン位…

イングリッシュコンサーティーナの練習10-高音域のボタン配置

次は中音域のオクターブ上の高音域(c6〜c7)の練習をします。 ポジションは中音域と同じですが、一番高い音を弾くために、左右とも小指をより曲げる必要があるかもしれません。もちろんこれは各個人の手の形によります。その他の親指と人差し指は同じように…

イングリッシュコンサーティーナの練習9-「子守唄」

「草競馬」にもなれ、少々飽きた頃に次の曲にいきます。 ブラームスの子守唄を知らない人のためにキーなど違いますが動画をつけておきます。 youtu.be 子守唄1 ブラームスの子守唄です。 この曲は草競馬と違ってなめらかに弾かなくてはなりません。この譜面…

イングリッシュコンサーティーナの練習8-「草競馬」

さて、下地も少しはできたと思うので、いよいよ曲を弾いてみます。 「草競馬」を知らない人のためにキーなど違いもありますが動画をつけておきます。 www.youtube.com 草競馬1 Cメジャー(ハ長調)の中音域での楽譜です。ここでは蛇腹は2拍ごとに返すのを基…

イングリッシュコンサーティーナの練習7-音階練習

音階練習 中音域のCメジャースケール(ハ長調音階)を弾きます。順次進行(2度進行)するためには左右交互に弾くことになります。また、少なくとも今の段階では直前に弾いた音の位置を覚えておく必要があります。 cメジャー・スケールの練習 譜例で黒音符は…

イングリッシュコンサーティーナの練習6-ボタン位置の確認

前回までの、構え方、手の置き方、ポジション、を踏まえた上で、曲を弾く前の準備運動として列とボタンの位置を確認していく練習をします。 右手 今回は片手づつからやります。まずは右手。 使う音は4つだけで、コードにするとCM7=ド、ミ、ソ、シになります…

イングリッシュコンサーティーナの練習5-音域とポジション

音域 イングリッシュコンサーティーナの音域は広いです。私の持っている48ボタンで3オクターブと4度あります。 これをドを境として3つの音域に分けると次のようになります。 音域1 中音域と高音域はド〜ドまでの1オクターブですが、低音域では便宜的にオクタ…

イングリッシュコンサーティーナの練習4-ボタン配列

イングリッシュコンサーティーナーのボタン配列 写真はコンサーティーナのボタンです。左の写真が左側面、右の写真が右側面のボタンです。 実際に構えた時は写真を横倒しにした形になり、左右とも写真の上が奏者の前方、写真の下が奏者の手前に来ます。 Eコ…

イングリッシュコンサーティーナの練習3-各部名称と構え方

各部の名称 名称2 名称3 構え方 左から 図は椅子に座った状態で楽器を構えたところを左から見た図です。 上腕(二の腕)が真っ直ぐ下に降りていれば、奏者の前腕の長さにしたがって、腿のどこに楽器が乗ることになるかが決まってくると思います。楽器はいつ…

イングリッシュコンサーティーナの練習2-序

このシリーズ「コンサーティーナ練習の記録」は、コンサーティーナ初心者の私が独学で学び、練習する過程を記録するものです。 私は今まで色々な楽器を弾いてきましたが、なかでもコントラバスとエスラジを20年以上弾いていました。その他、ピアノやタブラも…

イングリッシュコンサーティーナの練習1-前書き

なぜコンサーティーナを? 邦楽に和音を導入するにあたり、楽器は何が使えるか考えました。 当然、というか当たり前に笙を使いたいと思ったのですが、日本の笙ではあまりに音数が少なすぎます。*1中国の笙も(近親憎悪のためか)音色的にしっくりきません。…