外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

改造エスラジ2 穴

バイオリンにはf字孔、ギターにはサウンド ホールという穴が空いています。二胡は裏が透かし彫りになっていてやはり外気とつながっています。

しかし日本の胡弓やエスラジには基本的に穴は無く、外気とつながってはいません。

「音が大きくなる」「音の抜けが良くなる」というウワサを聞いたことがあるので、音量を大きくするために穴を開けてみました。

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改造エスラジ 穴

胴に左右2つ。目みたいですね。それとエスラジは棹(ネック)も空洞で胴とつながっているので、小さめのを4つ主音(Sa)と属音(Pa)の位置に空けました。全部で6つ。

 

結果ですが、音量は多少大きくなった程度ですが、倍音のバランスは確実に変わります。革が裏から受ける圧力が無くなったことも影響があると思います。

低音成分が大きくなるのですが、その影響は1弦では小さくてあまり変わりません。2、3弦では確実に、4弦でははっきりとその差がわかります。(我々の流派では2、3弦は同じ物です。)

全体の音色変化としては、よりまろやかな音色になったと感じます。

効果が疑問だった棹の穴からも音が出ています。ただペグ側(上)の2つは効果が薄いです。

悪い点として外気の影響を受けやすくなる、つまり湿気を含んだ革の沈み込みがより大きくなることが予想できますが、今のところ実感したという事はありません。