外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

イングリッシュコンサーティーナの練習4-ボタン配列

イングリッシュコンサーティーナーのボタン配列

写真はコンサーティーナのボタンです。左の写真が左側面、右の写真が右側面のボタンです。

実際に構えた時は写真を横倒しにした形になり、左右とも写真の上が奏者の前方、写真の下が奏者の手前に来ます。

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Eコンサ

右の写真の左上の黒いボタンは空気抜きです。楽器を構えた際には奏者から見て右前方になります。楽器の左右を見分けるのにも目印になりますね。

下にあるアルファベットと数字のセットは、左右の別とボタンの縦の列(演奏時は横の列)を表しています。例えば、

左側面(LEFT)の上から一番目の列=L1

右側面(RIGHT)の上から三番目の列=R3

と言う具合です。この名前付け?は勝手に私個人が考えたものです。

イングリッシュコンサーティーナは楽器によっては音域の違うものがあります。私のはトレブル(ソプラノ)の48ボタンというものだと思います。

4つあるボタンの列ですが、左右とも真ん中の二列、つまりLR2と3が幹音*1で、黄色い四角で囲った部分です。それ以外の両脇の二列、つまりLR1と4が派生音*2になっています。

各ボタンの音は下記のとおり。

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これを五線譜で書くと、次のようになります。

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五線譜

ボタンの位置と五線譜上での音の位置は同じになっています。

そして、左右とも真ん中の二列は各々5度で、2列目(LR2)と3列目(LR3)は交互に3度で並んでいます。

また、左右側面の1列目と4列目は隣の幹音の列の、半音上の場合と半音下の場合があります。(ボタンの図と五線譜の図では異名同音になっているところがあります。*3

五線譜が苦手の人は逆に、イングリッシュコンサーティーナで五線譜の勉強をするのも都合がいいと思います。

*1:シャープやフラットのつかない音 ピアノの白鍵

*2:シャープやフラットのついた音 ピアノの黒鍵

*3:平均律でD#=E♭ A#=B♭ G#=A♭