外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

イングリッシュコンサーティーナの練習5-音域とポジション

音域

イングリッシュコンサーティーナの音域は広いです。私の持っている48ボタンで3オクターブと4度あります。

これをドを境として3つの音域に分けると次のようになります。

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音域1

中音域と高音域はド〜ドまでの1オクターブですが、低音域では便宜的にオクターブの下のソまでを含めます。

五線譜ではこう。

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音域五線

ポジション

低音域のボタンは基本の手の位置、つまりポジションだと、非常に弾きにくいです。それでポジションを音域によって変えることにしました。

ここでは中・高音域を演奏するためのポジションを考えてみます。名前は第一ポジションとしておきます。低音域のポジションについては後で書くことにします。

前述した「コンサーティーナの練習の記録3」でやった基本の構え方の手の形が第一ポジションになります。このポジションで考えるという方法は習ったりしたわけではなく自分で勝手に考えた物です。

指番号

ここからは私が本や動画などで知った情報とちょっと違うことになってきます。

それらの情報では基本的には真ん中の二列、つまり幹音のボタンを人差し指と中指で押しています。しかし私は中指と薬指の方が弾きやすいと思うのです。もちろん後々人差し指も使う予定ですが、今のところ幹音の列は中指と薬指で演奏する形で進めていきます。前置きなどで「実験」「試行錯誤」などと言っていたものの1つです。*1

指に番号をつけます。

人差し指ー1   中指ー2    薬指ー3    小指ー4

そして右手は「右」、左手は「左」とつけて指を特定します。右1=右手の人差し指、左3=左手の薬指、といった具合です。

 

中音域を第一ポジションで弾く

まずは親指と小指の位置を確認します。

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親指

親指はストラップに第1関節までを入れます。第2関節まで入れてしまうと、手の運動が制限されてしまう感じなので、今のところ深くは入れないようにします。

 

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小指

小指の先が指掛けの一番奥まで入り、天井にあたるようにして場所を確認します。

そしてR3列の手前から3つ目のボタンを右3で抑えます。蛇腹を引き押しすればC5の音が出ます。写真では構え方でやった、ボタンに沿わせる人差し指ははずしていますが、これをやることによってボタンの列の位置がよりはっきりわかると思います。

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C5

また、L3列の上から2つ目を左3で抑え、蛇腹を動かすとC6の音が出ます。

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c6

 

左右を同時に抑えるとオクターブが鳴ります。この音域が中音域です。まずはこの音域をしつこく練習していくことにします。

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*1:他の方の楽譜に指番号が2となっていたら、その方式では人差し指で弾くことになると思いますが、ここの方式では中指で弾くことになります。しかし大抵の場合問題はないと思います。ただし、指番号が1となっていたら他の方の方式だと親指で弾かなくてはならなくなります。これはまずありえないことですね。