外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

欧米音楽での5音音階1 -ミmptと都上-

ここで書こうと思っているのは、長・短音階、3度和音の、いわゆる調性音楽上でペンタトニックスケール (五音音階)をメロディの創作や即興演奏にどのように活かせるか、というです。日本音楽畑の演奏家にとっても扱いやすい音階があるかと思います。 多分、…

目数の提案-5音音階の取り扱い

このブログではなるべく簡単に理解してもらえるように書いていこうと思っているのですが、今回は特に非西洋音楽に興味のある西洋音楽方面の方に読んでいただきたい記事で、邦楽方面の方にはそれほど必要性がないかもしれません。しかもやや込み入った理屈の…

日本の音階とインドのラーガ比較3-核音

西洋音楽では、同じ音列でも主音が違えば違う表情(長調・短調)を持つ。つまり並行調ですね。 並行調 もっと言えば、主音だけでなく属音(完全5度音)も違い、それによってメロディーも変わります。 これと同じようなものが日本伝統音楽にもあるかと言えば…

日本の音階とインドのラーガ比較2-異向型

西洋音楽(の調性音楽)では短調に3種類の音階がある、と説明されたと思います。この中に旋律的短音階がありますが、メロディーが上がる(上行)時と下がる時(下行)では使われる音が変わります。 旋律的短音階 下がる時の自然的短音階に比べ、上がる時は6…