外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

イングリッシュコンサーティーナの練習17-ポジション移動(1)

ポジション移動

音域が移動することに伴ってポジションも移動する必要がある場合があります。低音域から中音域に移る場合を考えてみます。

軽く中音域の復習をしておく方が良いかも知れません。

esrajs.hatenablog.com

ボタン配置

中音域と低音域のボタン配置は次の通りです。

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2octボタン

左側は下にCM7がありその上にDm7が乗っている形です。右側は逆にDm7の最高音のドの音で上のCM7と繋がっている形です。

左手

片手づつ見ていきます。まず左手から。

×音符は基準にするボタンです。

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2oct左

初めは第2ポジション(pos2)を取って2小節目に行くまでに第1ポジション(pos1)に移動します。この時左3指が×の音符c6をさわって確認していれば、7度下、つまり斜め下の真下にd5があり、小指も自然と指掛けの奥まで入っているでしょう。人差し指はなめらかにボタンに沿わせたまま移動します。

下行(3小節目以降)の時はこの逆で4小節目までに第2ポジションまで下がります。左2指を基準にすればポジションも取りやすいと思います。

右手

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2oct右

この譜面では中音域の第1ポジションから2小節目までに第2ポジションに降りていきます。最初の音b5は×のc5を基準として7度上で取ります。

両手

今の段階では左右の手は同じように移動する、つまり右が第1ポジションなら左も第1ポジション、左が第2ポジションなら右も、という動きにします。

次の練習曲では前半が左手、後半が右手です。

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2oct両手

4つのド

これまで中音域、高音域、低音域1と、3オクターブを見てきました。この中に4つのド(c4〜7)が含まれていました。これをゆっくり繋げてやってみます。

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4つのド

c5は第1第2どちらのポジションでも弾けるボタンなので、この音を弾いている間にポジションを移動します。