外縁の響

音楽のガイエン、そしてゲエンとしての響

邦楽コンサーティーナ2-竹田の子守唄 伴奏付き1

「竹田の子守唄」に伴奏を付けます。

ここでは島田式による4度和音を想定します。下の譜面の1段目が旋律、2段目が和音です。

和音は基本形で書きました。*1上にある記号はコードネーム、下の記号は機能名です。このシリーズでは理論面はあまり深入りしません。

ですが一箇所だけ言うと3小節目は旋律がA民謡音階なのに対して和音はA都節音階を使いました。

旋律にある×印は和音外の音であることの印です。

竹田の子守唄A民伴奏付け1

2段目の和音から簡単な副旋律を作ります。それが3段目です。

音はこんな風になります。(機械演奏)

 

伴奏付き旋律の練習のため要素を分解してみます。

下の楽譜は1段目がメロディーと伴奏で符幹(音符の棒)が上を向いている音符が旋律声部で、下を向いているものが伴奏声部です。2段目は右手で弾く音を書いています。3段目は左手です。音符に付いている数字は指番号です。

竹田子守唄A民伴奏付き分解

 

ここでは伴奏声部は西洋音楽のベースラインではないので、もっと高い位置に置くこともできます。例では伴奏声部を2オクターブ上げ、主旋律の上に置いています。

竹田の子守唄A民伴奏1-2

いつでもこのように伴奏声部の音域を自由に替えられるわけではありませんが、ここでは音程関係的に支障ありません。

 

*1:和声の流れではありません。