2020-01-01から1年間の記事一覧
音階はその構成音が同じでも中心となる音が違えば別の音階となります。小泉理論では日本伝統音階には核となる音が2つあり、一つは主音、もう一つは核音と呼ばれます。それ以外の間にある音は中間音と呼びます。島田式では主音=核1、核音=核2と言いますが、…
琉球音階の異向形導音の使い方について解説します。 旋律としてのみの異向形導音 日本伝統音楽では和音を使わないため、旋律としてだけを考えれば良いわけです。島田式でもこの要素を最大限生かしたいと考えています。 アのように本来の中間音の長3度音(ミ…
フレーズの自作や作曲に役立てられるように理論面も書きましたが、実践を先にしたいという方は琉P2から読み始ると良いでしょう。 偶数フレーズ 前項で「等しい長さの音が偶数個(2x)順次(となりの高さの音に)進行し、なおかつそれに続く解決音(+1)がオ…
前項でやった琉球フレーズ1です。 奇数偶数フレーズとも音程を上下反対にした反行形でもその性質は変わりません。 琉P1を上下反対にすると以下のようになります。 反行形: ド、シ、ソ、シ、ド、ミ、ド、シ、|ドまたはソ ド、シ、ソ、シ、ド、レ、ド、シ、…
このページは各音階についてのリンク集です。 民謡音階 琉球音階 律音階 都節音階 目次
このシリーズの序で示した内容にそって、民謡フレーズとその応用について書きます。 フレーズの自作や作曲に役立てられるように理論面も書きましたが、実践を先にしたいという方は「解決音」から読み始ると良いでしょう。 奇数フレーズと偶数フレーズ この記…
音を5つ4度で重ねると日本音階の基本形5音すべてがあらわれます。島田式ではこれを3つの構成音による3つの和音にわけます。これらの和音は4度で構成された4度和音ですが、目数で見ると3目の音程でできています。*1 各和音の構成音は基本の形で上から…
小泉理論では日本伝統音階には核となる音が2つあり、一つは主音、もう一つは核音と呼ばれます。それ以外の間にある音は中間音と呼びます。島田式では主音=核1、核音=核2と言いますが、もう一つ場面に応じて核音としても中間音としても機能する音があり、こ…
民謡音階の異向形導音の使い方について解説します。 旋律としてのみの異向形導音 和音の中での異向形導音 似かよった調 和音の連結 旋律としてのみの異向形導音 日本伝統音楽では和音を使わないため、旋律としてだけを考えれば良いわけです。島田式でもこの…
5音音階 索引 音階 主音 音階 主音 に ニロ抜き長音階 C ○ め メイジャーペンタトニックスケール C ニロ抜き短音階 C ○ よ ヨナ抜き長音階 C ま マイナーペンタトニックスケール E ○ C A ヨナ抜き短音階 C み 民謡音階 E ○ C A り 律音階 C ○ 都節音階 E ○ …
フレーズP3:1215 1451 |2/5 反1512 1321 |2/5(目数) これは偶数フレーズですが、もう一つの特徴は開始音と最終音が同度であることで、こういうフレーズは上下に2メで解決できます。即興的に目的音に解決させる時便利です。また開始音が和音構成音ならば最…
すでに反行形を紹介していますが、その他のフレーズのバリエーションを作る方法のいくつかを考えてみます。 最初の学習段階では1つ1つのフレーズに時間をかけて習熟する必要があるため、この項は飛ばしてもかまいません。これまでのフレーズを十分練習し、新…
フレーズの自作や作曲に役立てられるように理論面も書きましたが、実践を先にしたいという方は民P2から読み始ると良いでしょう。 偶数フレーズ 前項で「等しい長さの音が偶数個(2x)順次(となりの高さの音に)進行し、なおかつそれに続く解決音(+1)がオ…
民謡フレーズ1 奇数偶数フレーズとも音程を上下反対にした反行形でもその性質は変わりません。 民P1を上下反対にすると以下のようになります。 反行形:ド、シ♭、ソ、シ♭、ド、ミ♭、ド、シ♭、|ドまたはソ 7音音階用である五線譜に書くと見た目が綺麗な反行…
このシリーズの序で示した内容にそって、琉球フレーズとその応用について書きます。 フレーズの自作や作曲に役立てられるように理論面も書きましたが、実践を先にしたいという方は「解決音」から読み始ると良いでしょう。 奇数フレーズと偶数フレーズ この記…
音を5つ4度で重ねると日本音階の基本形5音すべてがあらわれます。島田式ではこれを3つの構成音による3つの和音にわけます。これらの和音は4度で構成された4度和音ですが、目数で見ると3目の音程でできています。*1 各和音の構成音は基本の形で上から…
音階はその構成音が同じでも中心となる音が違えば別の音階となります。小泉理論では日本伝統音階には核となる音が2つあり、一つは主音、もう一つは核音と呼ばれます。それ以外の間にある音は中間音と呼びます。島田式では主音=核1、核音=核2と言いますが、…
新しい日本音階による即興演奏の方法をメソッドとして書いていきたいと思います。 島田式は日本音階による和声を考えた自作理論です。この「島田式における即興」では小泉理論に従い、4つの基本音階、民謡音階、律音階、都節音階、琉球音階により、4度和音に…
今回でこの「欧米音楽での5音音階」のシリーズは最後にするつもりです。 これまではMpt(メジャーペンタトニックスケール )やmpt(マイナーペンタトニックスケール )など従来のペンタトニックスケールに加え、日本の音階についても欧米音楽での使用に際し…
今回は今までにこの「欧米音楽での5音音階」でまだ書いていない変位音を含む5音音階使いについて書いておきたいと思います。 増和音と都律 メジャートライアド(長3和音)のp5thを半音上げた和音が増和音です。この和音ではハーモニックマイナーやメロディッ…
音階の交替 これまでメジャーペンタトニックスケール(Mpt)、マイナーペンタトニックスケール (mpt)に加え、ミ*1民謡音階、ヨナ抜きの長短音階、ミ都節音階、律音階、琉球音階など多くの5音音階を見てきました。そして副Vまで考るに至っては、音階を替え…
副V(セカンダリードミナント) ある1つのキーに属するコード群(ダイアトニックコード)の中で完全5度を持つコード、つまり□Mや□mのコードを主和音と想定し*1、このキーのV7のコードを元のキーで借用することができます。このV7を副Vとかセカンダリードミナ…
「欧米音楽での5音音階1」で書いたように、マイナーキーでは律音階の上行形が使えました。この音階の基本の形はm7°ではなくM6°が使われます。 伝統的な律音階としては特に音が上行する時にM6でなくこのm7°が出てきやすいのですが、このシリーズ記事では欧米…
琉球音階 欧米音楽で琉球(沖縄)音階を使うこともできます。というかよく耳にしますね。 琉球音階も基本の形に加えて主に下行の時に3度音では無く2度音を使うことがあります。 出来合いのコードプログレッションにはあまり合わない部分もありますが全てのダ…
使用可能音階の追加 欧米音楽で使われる5音音階にメジャーペンタトニックスケール(以下、Mptと略記)があるわけですが、この音階は日本で古くは呂旋法や、明治以降にできたヨナ抜き音階と同じものです。 この音階は6度音を主音にするとマイナーペンタトニッ…